第395回 国立広島大学付属三原小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和7 年6 月30日(月)11:30〜12:10

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「新・海事産業ものづくり体験講座」の一環として、「子供達に海と船を語る」講演を行いました。三原小学校は、海事教育にとても熱心に取り組んでおり、令和2 年から数えて今回で6 回目の開催となります。

3. 講演内容

 5 年生2 クラス、計60名の児童を対象に、3 校時目と4 校時目を使って講座が行われました。3 校時目には、株式会社Office ひるねこから旅作家の方が招かれ、「日本の離島とその暮らし」の魅力を語りながら、船や海運の大切さについてお話されていました。4校時目の後半は、私たち日本船長協会が担当し、パワーポイントを使って「海と船」について40分間の講演を行いました。児童たちは真剣な表情でスライドを見つめ、時折メモを取りながら話を聞いてくれました。


4.講演者雑感

 三原小学校の児童たちは、今年も事前に海運についてしっかり学んでいることを感じました。クイズや質問への正答率がとても高く、驚かされました。それぞれ興味の持ち方は違いますが、講話の内容をしっかり理解し、さらに関心を深めてくれている様子が伝わってきました。
 「長い乗船期間の楽しみは何ですか?」と問いかけると、どの学校でも必ず「食事!」という元気な声が返ってきます。
 元気で積極的、そして勉強熱心な児童たちに囲まれ、私自身もたくさんの元気をもらいました。講話はテンポよく進み、あっという間の40分間。最後の5 分間は質問コーナーとなり、感染対策や海賊のこと、お給料、排他的経済水域の距離、船の大きさ、船長になるまでの道のりなど、次々と質問が寄せられました。
 このような機会を通じて、子供たちが海や船に興味を持ち、未来の海事産業を担う人材へと成長してくれることを願っています。

(常務理事 滝浦 文隆 記) 

 


LastUpDate: 2025-Oct-23