第209回 大分県佐伯市立鶴谷中学校

(一社)日本船長協会事務局   

大分県佐伯市立鶴谷中学校

 

1.開催日時

 平成31年2 月8 日(金) 14:00~15:45

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「船のものづくり体験講座・キャリア教育」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演をしました。
 佐伯市は縄文時代より人の居住が確認され幾つかの古墳も現存する歴史ある場所です。中世には大友氏と島津氏による栂牟礼合戦や近世代の西南戦争でも戦場となり、昭和には海軍基地が建設され、歴史の節目節目に登場する要地の一つです。
 現在の佐伯市は大分県の水産生産物の6.5割を生産する県内随一の水産都市であり、また、多くの造船所を有する造船の街でもあります。街のあちこちに「進水式を見に行こう」と呼びかけるのぼりやポスターを見かけることが出来ます。

3. 講演内容

 同中学校1 年生6 クラス(156名)を対象とした講演を実施しました。
 多目的室を使用して5 限目及び6 限目を使用した105分の長丁場であったので、前後半の二部構成とし、パワーポイントやビデオ映像を使用して主に以下のような話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員になるには など
 また、学校から、事前に生徒達の質問が届いていました。その主なものは以下の通りでした。
・船員の仕事内容は。(船長はどんな仕事を するのか。)
・船内で体調が悪くなったらどうしますか。
・船を運転するときはなるべく最短のルートを通るのか。それとも安全なルートを通るのですか。
・どのくらいの期間海に出るのか。
・どんな国に行ったことがありますか。
・船長になるにはどうすればよいですか。(どんな資格がいるのか。)
・なぜ船長という仕事を選んだのですか。
・船長の仕事で何が一番大変ですか。
・船長の仕事のやりがいは何ですか。(仕事をしていて嬉しいかったこと、感動体験は。)
・船を動かす時に注意する点は。(いつもこころがけていることは。)
・仕事をしていてつらいこと、大変なことは。それをどう乗りこえたのですか。

 


LastUpDate: 2024-Sep-27